2011年にGiulianoらがJAMAに発表したACOSOG Z0011試験では、乳房温存手術が施行され、臨床学的腫瘍径がT1-2でセンチネルリンパ節転移が1-2個の症例に対し、腋窩リンパ節郭清を行った群と行わなかった群とでは生存率に差がないというものでした。

2017年9月にこの試験の10年生存率を検討した報告がされました。腋窩リンパ節郭清群とセンチネルリンパ節生検のみの群とでは10年生存率はそれぞれ86.3%と83.6%(非劣性p=0.02)でした。

(Giuliano, et al. JAMA, 2017)

適切に症例を選べばセンチネルリンパ節転移陽性でも腋窩リンパ節郭清を省略することは妥当であると考えられます。